今日の音。「WALKING IN THE SUN」 “TRAVIS”
土曜日、『ポブイユ』でパーティをした。 みんないつもの如く遅れてくる。 シェフは元『マルシェ・オ・ヴァン山田』の人達なので安心なのだが、ここは飲み物が駄目である。料理に合わないブルゴーニュ系ばっかりなのだ。しかも悪い年。 BITSROT A VINとは言えない(と思う)のだが、まあ他のもの飲めばいいか、ということで。 料理は結構大人数だったので、コース。 鶏のささみのサラダ、かきフライ、いいだこの煮込み、白身のお魚のポワレに牛ほほ肉の煮込み。 書いているとおいしそうだが、それは鶏ささみのサラダで始まった。 取り分け、食べようとしたら感じた違和感。 あれ? としげしげお肉を見てみると、毛が! 周りはみんな談笑中。 そっとお皿に肉を戻し、下げられるのを待ったのが、下げられる頃にはみんな気づき、 「凛どうしたのお肉」 「…、毛、毛が…」 「ええっ」 いっせいに注がれる視線。 細い毛だが、間違いなく人毛。金髪と丈夫な黒髪しかいないテーブルに、この細い短い毛はありえない。 お店の人が「お下げしてもよろしいですか?」 とやって来たので、「毛が入ってました」と告げると「え? そうですか?」 やけにさっぱりした態度。 「ここに入ってたんです」 指で指し示すと声をひそめて 「最初から入ってたんですか?」 知るわけないじゃん。わたしたちが入れたとでも? 「食べようとしたらあったんです」 「あ、わかりました」 謝罪もなく去って行った。 女性陣は「なにあれ。お店にしたらすごい問題だよね」 「衛生状態問われますからね」 「わたし昔ロイヤルホストでサラダに陰毛入ってて言ったら全部タダになって商品券までくれた」 「お客がああ言ったら何かするべきだよね」 非難轟々。 それから料理は進んだのだが、シャンパンを頼んだらマムで良かったのに高くて不味いやつを勝手に出された。一言聞けよ、お客に。マムのほうがそれより美味しいって。 また、わたしとHさん(外資系コンピューター会社勤務 女性)が美味しくないシャンパン、ワインから逃れようとジンジャーエールを頼むと、グラス2つに封が開いて3分の1くらい減ったペットボトルが出てきた。 「どういうことですかねこれ」 と言いつつ飲み物がないので飲んだ。次にお代わりを頼むと封の開いていないボトルが来たのだ。一体…。 ワインもシャンパンもグラス一緒だし。 飲み物に対する意識が低い。 料理であるが、わたしはまた毛が入っているかも、と構えて食べたのでつまらなかった。 最後の牛ほほ肉の煮込みはワインのアルコール分が飛んでいない感じで美味しくなく。 ここはろくなワイン置いてないからかなあ、と思った。 美味しくないワインと美味しいワインで煮込んだお肉はやっぱり味が違う。 お会計、結構すごい額になった。 レシートを見ても鶏ささみのサラダが引かれた様子もない。 お友だちの誕生日だし、雰囲気壊すのもなあ、と思い鶏ささみのサラダを下げたお兄さんからカードを受け取り外に出た。 『マルシェ・オ・ヴァン山田』の時の料理の方が、わたしは好きだ。 それにお酒揃えのセンスのなさ。シェフも「すみません」と言っていたくらい。 サーヴィスも、フレンドリーにすればいいと思ってる人、本当に多いが自分のとこの料理に毛が入ってたのにちゃんと対応出来ないなんて最低である。 ばい菌入ってたらどうすんだよ。 フレンドリーな上にさらっときちんと弁えたサーヴィスをしてくれるお店が少ない。 フレンドリーになんて、誰にでも出来るの。そこからどうするか、なの。 グローバルダイニング以後、東京のサーヴィスは良くなったと言われたが、わたしは違うと思う。うわべだけのサーヴィスが増えた。一瞬「あ、いいかも」と思ったのに全然違った、というものが。最初上がってあとは下がるのみなので、がっかり度も高い。 もう絶対『ポブイユ』には行かない。 憤っていたら、レストランから出てきたオーストラリア人でナレーターなどをしている人とイギリス人でNHKのニュース系の仕事をしているカップルと出会い、行きたかったAussie Ballのチケットを確保することが出来た。 今年はACCJのBallにも、リッツカールトンのCigar Dinnerにも行ってない。つまらん冬である。New Years Partyにも行く予定、ないし。 1月のAussie Ballは楽しみ。 しかし、ちゃんと責任とれないならレストランやるなよ。 みなさんも行かれる際はご注意を。 ポブイユ Pot Bouille 渋谷区恵比寿南2-7-4 クオリア恵比寿サウス1F 03-3791-8845
by rinkomatsu
| 2004-12-13 13:27
| レストランなど。
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by rinkomatsu
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