彼みたいな人がてぃぴかるじゃぱにーずだと思われたくないぜ。
今日の音。「You gotta be」 “des'ree”

年末、父と『おかだ』に行ったり『ローブリュー』に行ったり、知人の忘年会にいざなわれたりとちょっと忙しかった。
そこで会った人のことがわからないので書いてみようと思う。

元アメリカの銀行の方(日本人)から誘われたお寿司屋さんでの忘年会。
1度そのお寿司屋さんに行ったことがあるのだが、とっても良いたこに、妙な草(本当にわからなかった)を刻んで塩で揉んで出してきたり(むちゃくちゃしょっぱくて草が苦くて大変だった)、妙な小技を効かせるところ。
お酒は持込みで、ということなので『ボニードゥーン』のお寿司用白ワインを持って行った。

元アメリカの銀行の方が多く集まり、ドイツ人夫妻、そして何故かわたし、だったのだがそこに眼鏡で口がいつも皮肉に曲がり、眉間に皺が寄った30代くらいの人とちょっと話した。
「で、何やってるの小松さん」
「今は学生と物書きです」
「へー、どんな?」
以前は○○で、と言うと元○○社だろ? と。すっごい古い話しだけど、そう。
何故やめたのか、などと聞かれ、給料1年くらい未払いだった、と話したら
「それは自分が悪いんじゃないの?」
ライターが主張できる問題ではない、と彼は言い切る。
初対面の相手に出版界の常識を説いたのだが彼は「でも小松さんが主張できる問題じゃないでしょ?」とわたしの話しを聞いていない。だから編集者が決済するんだって! 経理は関係ないの!
昔だったらやり込めてるなこいつ、と冷めた目で見つつさらっと話しを終わらせたのだが、彼はまだ話しかけて来て、周りが証券会社の話しをしていたので彼は
「証券会社のことなんて、わからないでしょ?」
と言って来た。

確かにわからんかもしれん。
が、友人はほぼ証券会社に勤めており、銀座時代、接待でいらしていた某外資系巨大証券会社の方に「うちの会社に来ないか? 僕の名刺をあげるから、この人と会ってくれ」と面接のセッティングまでされ、同じ会社で仲の良かったお客さんに見せたらそこのNo.3に入る偉い人だった、という経験があり。(あんまり関係ないね)
お客さんの半分は証券会社の人で、為替トレーダーだったり債権だったり。よくバーでわかりやすくいろんなことを教えてもらった。
「友達多いので、普通の人よりは詳しいかもしれません」
「へー。誰か知ってるの?」
(注 この人はオペラハウスと、動物が独自の進化を遂げたことで有名な大陸の証券会社の人。)
六本木ヒルズの証券会社2つの有名人と、某M証券会社の社長、またそれぞれの部門の偉い人、彼の会社の社長とヘッジファンドの有名人の名をあげた。
「人知ってるからって内容知ってるとは違うでしょ」
あなたが誰か知ってるかって言うから言ったのに…。
「みんな年収どれくらい?」
知るかよ。ただ、ちょっと知っている人もいたので
「億貰ってる人から、手取りで4千万、あとは歩合のボーナス、が彼らのスタンダードじゃないですか?」
と答えたら
「でも今それくらい貰ってる人いないでしょ」
今貰ってるんだってば。彼はわたしにどうしても「うん」と言わせたかったようで何度も同じことを聞いてきた。

こいつ何が言いたいんだ? 何を聞きたいの?
全くわからず曖昧な答えをしたら
「そうだよなー、今そんな金貰ってる奴いないよなー」
と煙草の煙を吐き出した。

なんかデジャヴ、と思ったら、銀座時代に見た光景だった。
他より年収が高いから、と入った証券会社で統計も用いず大した仕事も出来ず、リストラ待ち組だった人が来た時、やたら自分の年収や以前のキャリアなどを自慢していた。
あれとそっくり。自分の意見と違うことを上司が言ったら自分の意見を翻しちゃってさ。
一緒。こいつ仕事出来ないだろうなあ。としみじみ見てしまった。

わたしを連れて行った人が「おじいちゃんが外人なんだよ」と紹介したためその眼鏡はわたしを帰国子女だと思ったらしく、アメリカの悪口を言い始めた。
わたしの本の企画はちょっとアメリカ的な発想なのだが、それを知った眼鏡は
「絶対売れないって。やめたほうがいいよ」とおすすめしてくれた。
別に売れるためにやるのではない。自分が知りたい情報だからやるのだ。
「典型的な日本人の反応ですね」と皮肉を言うと(笑顔で)
「あ、俺って今までアメリカの銀行の後にカナダだったり今の会社だったり、非アメリカの会社に居たの。今もこういう場だし、日本人っぽい反応してみた」
…。
のれんに腕押しって言うか、ひらひら裏表。自分の意見、ないの?

自分の上司(日本人女性)がいる前で「あなたがぶすだからだ」とか「でぶだから」とのたまう。わたしはびっくりしてその女性の顔を見たのだが、平気な顔でやり返していた。
でもそれ、セクハラでしょう。しかも初対面の人もいる場で。
わたしが彼の上司だったらクビにしてる。

隣から動こうとせず、表参道に住むなんてむかつく、とかいろいろいちゃもん付けて来るので帰って来てしまった。

接待から開放された彼と落ち合って、そのことを話すと
「たまにいるんだよねー、外資にいて文句ばっかり言って仕事出来ると思ってる奴。外人もいるけど日本人に多いんだよ。何でだろう」
と彼。
たまに接待で上司のお供として付いてくる人に多かったなあ、そういうタイプの人。
銀座の女の子のことを「座って酒飲んでるだけだから楽だよね。それで時給いくらよ?」
素直に答えた女の子に「馬鹿にしてんじゃねーよ、俺より高いじゃん。いいよなー、へらへらしてればいいから」と言った人もいる。それくらい、程度が低いのだ。
後から上司の人が女の子に謝り、彼に「お前営業無理だな」と言い放っていた。

自分の人間関係の中にそういう人は居ないので滅多に会うことはないけれど、本当に何を考えているのかわからない。
何で人の意見をただ聞くってことが出来ないのだろう。
自分の間違った概念や無知さを認めないのだろう。
そんな人が働いている証券業界、後輩も「証券会社って楽そう」と言っていた。
ああいう人を見ちゃうとそう思うよね。
でも、ちゃんと最新の論文を読んで分析してモデルを作り何十億も運用している人もいるのだ。

年末、唯一疲れた飲み会だった。
彼みたいな人と働いている人は大変だと思う。
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by rinkomatsu | 2004-12-30 20:39 | 日々の生活。
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