manner. そしてそれを身に付けた(はず)の男の夜。
今日の音。「Amerie」 “1 Thing”

昨日(月曜日)と一昨日と、彼が『The Oak Door』に入り浸っている。
大学時代の友達の友達がアメリカから来ていて、『Grand Hyatt』に泊まっていることと、昨日は接待で、ほぼ証券会社のたまり場と化している『The Oak Door』のBarサイドで待ち合わせだったせいらしい。

昨日、某証券会社勤務で彼の大学の先輩で、アメリカ人なのに『The Simpsons』を知らない超真面目人間Bと、「半年どうもありがとう」dinnerだった彼。
バーで日本の素敵な方や、E(バーテンダー)、いつもいるスタッフなどと話していたら、六本木の某外人御用達レストランのオーナーシェフそーはんが女の子とデートしていたり(店はどうしたんだ!)、知り合いのトレーダーが来ていたり、知り合いばかりだったらしい。

お酒を飲みながら隣り合った人たちと話していたら、表参道にオフィスを構える某会社社長Mが、子供(!)を抱いて入って来たそうな。
ぎょっとするバーの人たち。
どうしたのか、と彼が聞くと、もう奥さんがレストランサイドで待っているんだ、お客と会うんだよ、と答えたらしい。
お客と会うのに子供連れ…。しかも子供は1歳くらい…。
後から来た、dinnerのお相手Bに「外人が子供を連れてバーとレストランに来ているのを僕は初めて見たよ…。友達?」
彼は「ううん、知り合い」と答えたらしい。「恥ずかしくて友達なんて言えなかったよ!」とのこと。

奥さんはバイリンガルで、どこかアジアの国のハーフだかなんだか。
彼曰く、「Mはわかってるっぽいんだけど、奥さんがわかってないから子供を連れて来たんだと思う。でも、接待だろ? 信じられない」
バーのスタッフも「信じられない」と言っていたらしい。
奥さんはいつもすっぴんで、パーティでもそう。
パーティに出るなら口紅くらい塗らねばならないのだが、なし。
まあMも、Ballだというのに普通のシャツにパンツで来た、凄い夫婦なのだが。

彼らはもうなくなってしまったが、青山の住民ばかり集まる某バーにも子供を連れて来ていた。
わたしはびっくりして、彼らの子供とあまり接触しなかったが日本人のお客さん達は
「かわいい!」と言ってかまっていた。わたしはちょっと違う、と思い一線を介していた。

近所の中華屋とか、ファミリーレストランならいざ知らず、ホテルのちゃんとしたバーとレストランである。しかもMは、子供を抱いて参上。バーの空気は固まったそうだ。
年商もすごく、新聞でインタビューされたり関西に支局が出来たりしているMの会社。
しかし彼は「そういうことするからまだ馬鹿にされたり信用されないんだよ」と辛口。わたしも同意見である。

Mと彼は、彼と大学が同じで、彼の口利きで某証券会社に入った超fucking around guyジョージ(自分でジョージ・クルーニーに似ていると公言してはばからない)を通じての知り合い。
なので、「友達」というよりも「飲み友達」みたいな間柄で、特に仲がいい訳ではない。
わたしは奥さんのフレンドリーっぷりが苦手で、いつも笑っているけれど本音で人と話していない感じを受けて、駄目なのだ。
Mも昔「愛人が欲しい」とジョージの悪影響を受け言っていて、わたしは苦手だった。
が、Mと某バーで2人きりになり、いろいろ話して「けっこういい奴だ」と開眼、見直していたのだが赤ちゃん連れてくるか、バーに…。
E(バーテンダー)も「外人なのに、日本人みたいなことしてる」と呆れていた、と彼が言っていた。
一応お金持ちなんだから、nanny雇えよ! 

最近いいレストランでも平気でうるさい子供を連れて来て、ぎゃあぎゃあ言っているのに放っておいて食事する親が多くて閉口する。
大人しくてちゃんとしている子ならばいいが、うるさいのは…。前に『富麗華(ふれいか)』で見たのはまだ前掛けしていた子供。バーキンを持った親は何もせず、ベビーフードを食べさせていた。わたしには理解出来ない。
あまりにうるさく、彼もわたしもいらいらしていて、ちょうど子供と5メートルくらい離れて対面していたので、口に指を当てて「しいっ」としたら子供は笑って黙り、親は「なにあの女」とわたしを見ていた。個室に案内しない店も店だけど。

わたしも彼も、4歳くらいからレストランで大人と同じテーブルに着かされ、お行儀が悪いと怒られ、静かにすることを強要されていたため、うるさい子供には厳しい。
静かに出来ないならご飯を食べるな、なのである。
最初は近所のざっかけないお店から始めればいいのに、いきなりレストランって…。血の巡りが悪いとしか考えられない。
子供にはつまんない食事だが、わたしは大人しく食べて、時々聞かれることに賢く答えていれば、お店の人も良くしてくれるし、もっと美味しいものが食べられる、ということを学んだので大人しくしていた、ずる賢い子供である。
1回第三者に怒られないと、そういう親やその子供はわからない。わたしも9歳の頃映画館で『摩天楼はバラ色に(The Secret of My Success)』を見ながら車輪型のスナックを食べていたら隣のおじさんに怒られて、父上に「わたし悪くないよね」と聞いたら「お前が悪い」と言われてから、映画館では静かに食べられないものは買わないほうが良い、と気がついた。
変な例だけど。


彼とBたちは「子供をレストランに連れて来る奴」についてちょっと話しをし、西麻布の某鉄板焼き屋さんに行くためバーを出ようとしたところ、そーはんが「凛は元気か? いつまた店に来るの?」と聞き、Eは「凛はいつ来るのか。e-mailが届いているから渡したいんだけど」と彼に言ってくれたらしい。Eにはあるお願いをしてあって、その目処が立ち、先方からEにe-mailが来たのだが彼はわたしのメイルを知らないので「今度来るように言っておいて下さい」と言付けしたらしい。やった!

「みんなよろしくって! 僕より君のほうがあそこじゃ有名人だあああ。ちえっ」
と妙なことを言ってベットにぱたりと倒れた彼は、『CH. Latour 82(シャトーラトゥール)』と『screming eagle(スクリーミングイーグル)』を飲み、葉巻を吸って帰って来たので上機嫌。

わたしは彼と会った時、男の人で初めて綺麗に、しかもたくさん食べる人を見たのだが、そんな彼も家ではただの酔っ払い。
ベットの上をぱんつのみでごろごろし、ドラミは身の危険を感じリビング方面へ逃げていた。
おうちに帰って来たら、ぱんつでごろごろして猫を潰しそうになってもいいのだろうか…。
それだけ気を許しているってことだろうけど、この落差って凄すぎる…。
彼の場合、酔って帰ってくることが多いので、わたしが彼を思い浮かべる時は間違いなくぱんつのみでフローリングを転がっている姿である。

家の中でも最低限のマナーは必要なのでは、と思う夜であった。
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by rinkomatsu | 2005-06-15 03:15 | 日々の生活。
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