すみません、まだe-mailのお返事をじっくり出来ない状態なのですが、「一体…」ということが起きたのでストレス解消のため、upします。 わたしはほとんどナンパされない。 外人は声をかけるのが仕事、みたいな人たちが多い(六本木ヒルズとか渋谷とかには)ので除くが、日本人にはほとんど声をかけられない。 しかし。夏は違う。 以前も書いたのだが、わたしはちちばんど探しに困るタイプの人間である。 薄着、といってもわたしは年中Tシャツなのだが、世間的にみんなが薄着になる季節、ナンパが増える。増えるといっても、週に1度、とか。別に多くない。 そもそもナンパされる女は美人か、という長年の疑問があるのだが、わたしに限ればそうではない。何せ今はすっぴんで街を闊歩しているのだから、人目は惹かないと言える。 今日のナンパ師は、一昨年六本木ヒルズのスターバックスでナンパして来た人! その時わたしは『Joseph(ジョセフ)』の黒いパンツにVネックの7分丈カットソーという服装だったのだが、飲み物を買いに並んでいるところに声をかけてきたのが奴だったのだ。 「すみません、すごくタイプだったんで…。僕この近くのスポーツクラブに通ってるんですけど」 と、慣れた手つきでさっと、どこからともなく名刺を差し出した色黒の彼。 「はあ」 一応名刺を受け取ったが、わたしは彼の顔に釘付け。 だって、だって、鼻毛がたくさん出てるんだもん! 彼はいろいろ、会社を経営していて(名刺を見たらスクラップ工場だった)、とかスポーツが趣味で、とか、人が並んでいるのをいいことにべらべら喋っていたが、わたしは鼻毛に心奪われていたので全く覚えていない。 これがまた、すごい量の鼻毛だったのだ。アフロヘアの付け毛が鼻にくっついたような感じ。 ちなみに左の方がすごくて、右からは数本出ていた。 なぜ、なぜ左右違うのだ! このバランスは一体…。そんなことを考えながらじいっと見ていたら、彼は「これはいける」と思ったのか、「電話してください」と言って去って行った。 今日、渋谷公園通りのドコモショップの前で「すみません、すごくタイプだったので」と言われた。誰に言ってるのだ、と思って振り返ったら、一昨年の鼻毛マン! 「わたし、あなたに六本木ヒルズで2年前ナンパされましたよ」と言いたかったのだが、もう接点を持ちたくないと思い 「名刺をもらってください」と取り出そうとした彼に 「急いでますから」ぴしゃっと言ってすたすた歩いた。が、彼は「いらなかったら捨ててもらってもいいですから」(そんなにもてないのか?)と後ろから言っていたが、笑ってしまった。 またあいつかよ! ちなみにわたしはすっぴんで髪もフォロー後で、3時間ビデオを見ている間髪をバレッタで留めていたのでくせがついており、Tシャツに麻のロングスカートにコンチャベルトで、足元はブラジル国旗が鼻緒に印刷されている黄色いビーチサンダルと、色気のない格好。 鼻毛マンはもう鼻毛処理を終えたようだったが、「僕この辺のスポーツクラブに通っているんです」同じ台詞を吐いていた。 あなたは一体いくつのスポーツクラブに通われているのでしょうか。 夏、妙な人にいろいろ言われる度、「わたしってこんな奴らにいろいろ言われるレベルの人間なのか」と悲しくなる。 この間も恵比寿で髪を茶色くして眉毛が黒く、自分で処理しているのがありありとわかる男2人組みに「すげえ」と言われ後をつけられた。彼も一緒にいたのだが、彼は気が付かず 「今あの人がすげえって言ってついて来てるよ」と言うと 「え?」と言っていたがあまりにやつらがにやにやわたしを見るのでやっと本気にしたらしく、彼も馬鹿そうな2人組みを観察していたが 「君に“すげえ”って言ったのって、どっち?」 「右のほう」 「頭のてっぺんがはげてる。だっせー」 何故か爆笑。 「だってさ、2人じゃないと何にも出来なさそうだし、あのハゲ方って一番やなタイプのハゲだよね。ださ」 彼らはわたしが階段を登り終わるまでついて来ていて、とても気持ちが悪かった。 彼は、夏、わたしが駅などで胸に肘鉄されたりわざわざ後をついて来て耳元で「すげえ」と言われたり、某出版社からよく行っていたバーまで後をつけられたりという数々の事件を信じなかった。 だが、バーなどでただ「こんにちは」とか「1人ですか?」と聞かれると相手をすごい目で見つめ、喧嘩に発展しかけたこと多数。 そのためパーティやバーなどでは極力わたしを1人にしないようにしているのだが、道でいろいろ言われるのは「ふうん」とか「へえ」で済ませていた、怒るタイミングが違う人である。 が、今回顔に「でへへ」と書いてあるような男達が後ろをずっとついて来たのを見て納得したらしい。 今まで何故本気にしなかったのか、と聞くと 「だってそんな奴いると思わないもん」 アメリカの田舎にだってたくさんいるだろ、と反論すると「う、確かに。でも普通そんなこと言わないもん」。 だからぼっちゃんと言われるのだ。 道を1人で歩いている女に対し、何をしてもいい、何を言ってもいいと思っている人は意外といる。夏になると、わたしの前にどこからかやって来て、失礼なことを言ったり権利侵害したりするのだ。 決まって言われるのが「すげえ」。 あの、主語ないんですけど。「何が」すげえ、のか言って欲しいのだが、怒ったり答えたりするとそういう輩はつけ上がるそうなので、笑顔で「ありがとう!」と言ってやろうか、とも思っているのだが、彼らはみな野卑た顔、汚いスーツやセンスのかけらもない服、磨り減った靴底(我ながらよく見ていると思う)という外見なのだ。 こんなのに「すげえ」って言われちゃうわたしって…。と夏は落ち込む。 女の子は大体、相手がどこを見て喋っているかわかる生き物だが、「すげえ」と言ってくる奴らはわたしの胸を見て話している。 こっちだって見せびらかしているわけではないのだ! 暑いからTシャツなのだ! 胸が大きい女の子がblogで自分の巨乳自慢をしつつ司法試験の結果などを綴っているblogがあるのだが、(たまたまとある憲法の説を検索していて発見した)びっくりした。 銀座でも、整形などで大きくした子は露出したがる傾向にあるが、元から大きい子の5人に3人は隠したがっていた。では、あとの2人はどうするか。 見せるのである。いつも谷間が見える服などを昼から着ていた。が、顔に難あり(私見だけど)であったので、胸で勝負してるんだなあ、と思っていた。 巨乳自慢司法試験blogの女の子(彼は男じゃないか、と言っていたが)に、「何で胸の写真を載せるのか」と聞いてみたい。 写真はブラのとか、谷間がくっきり、のとかなのだが、「何か」がないと、そんなことしないと思うのだ普通の人は。 検索でえっち系単語を入れてここを見た人はそういう画像があると期待しているのだと思うが、わたしは載せない。道などで嫌な思いをしているし、自慢ではないから。 巨乳自慢の子は多分、胸関係で嫌な思いをしたことがないのだと思う。 それはとても幸せなことだと思うが、わざわざblogで公開するようなことなのだろうか、と思ってしまうのだ、わたしは。 司法試験+巨乳、ある種の男性の妄想がかきたてられるような単語が並んでいる。それを狙っているのなら賢いが、それを見て男の人がどう思うかわかっているのだろうか。危ないこともあるだろうに。現に彼女はストーカーされているそうだ。 余計なお世話だが、大丈夫かなあ、何で胸なんか見せびらかすのかなあ、と最近ちょっと気にしている。 わたしにはよんよん(韓国美女。巨乳)という友人がおり、胸のサイズもほぼ一緒だが、女の子2人で「それって変じゃないですか? blogとかで見せびらかしませんよね?」なんて言えない。 痴漢に遭ってむかつく、とかもあまり話題にしたくない。会話が暗くなるから。 個人的な言えないことを上手に吐露する手段がわたしにとってこのblogであるので、写真も胸も載せないが気持ちは率直に感じたままを書いているのでむきだしである。 人によって「人に見せてもいい部分」が違うと思うのだが、女の子の場合、身体とか顔とかは危険じゃないかな、と思う。 事故回復不可能な傷を負わせられたり、ストーカーされたら大変なことになるからだ。 力では男に敵わないのだし。 心なら見せ方をセーブ出来るし、「何もここまで」レベルまで吐露しちゃう人は珍しいと思う。 そして、見せても誰かわからない、という利点がある。 段々くらーくなって来てしまったが、見ず知らずの人に「すげえ」とか胸に肘鉄食らわせる男って何を考えて生きているのだろう。 髪の長さや服のバランスから見て、胸元が少し開いていたほうがバランスのよいことがあり、そのため胸元がちょっと見えるように調節している日だってあるのに、それを鬼の首取ったみたいに「すげえ」とか「見せてるよ」と思うのってシナプス足りてないと思う。 お洒落のためだってば! 彼でさえ、サングラスを胸元にひっかけておくと 「見せてる」と言う。 男の人は女の子に関してあまり知識がない。サングラスを胸元にかけるのは便利だからじゃん! あほか。 彼までそんなことを言う時があるのだから、妙な人は四六時中そうなのかもしれない。 夏は憂鬱。 せめて素敵な人に声をかけられたりするならよいのだが、そんな人はそんなことしなくても困っていないので何も言わない。 早く夏、終わらないかなあ…。 ------------------------------------- 六本木ヒルズで鼻毛マンに声をかけられた人は結構多いらしい。 知り合いも「あー、あいつね!」と言っていた…。 彼の「谷間見せてる」発言ですが、聞いてみたところ、皮肉だったそうです。 が、英語圏の人には笑えたり、皮肉を返すべき発言でも日本語で生きており、見知らぬ人からそういうことを言われるわたしにとっては笑える言葉ではなく。 彼も男、みたいです。はああ。
by rinkomatsu
| 2005-08-12 00:23
| 日々の生活。
|
by rinkomatsu
フォロー中のブログ
くらげねこの雑記帳
いい日ダビダビ。 酒と写真と。そして人生は続く。 tous les jou... 風の谷にあこがれて London研究日誌 医薬化学者の備忘録 ワイン山の麓から みどりの大冒険 Glenelg Girl 邂逅の日々:恵比寿コスモ... Requiem for ... 学大婦女子生活記。 ほんとうに猫と暮らせるのか リンク。
リンクしたい、とお考えの稀有な方はご連絡いただけるとうれしいです。 また、記事を引用希望の方も許可なしではなさらないで下さい。 日本にアニマルポリスを誕生させよう 花音修行日記 A Day In Tokyo その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||