昔の男の特権は、許可なく昔の女に接吻できることだよ。
今日の映画。「Cat on a Hot Tin Roof.(熱いトタン屋根の猫)」

土曜日ですが…。

まずある飲み会があり、1次会と2次会に行きました。
気がついたことは、わたしが言う「若いね」は「お前ものを知らない」と同義語であることが多いということ。
若い子たちが多く集まる中、社会経験の無さから諸刃の剣的どちらとも取れちゃう言葉で人を形容する言葉を発見すると、わたしは何とそれにコメントしていいのかわからず。

また、わたしは「ウィスキー好き」「ビールが苦手」「ご飯が美味しくないとつまらん」派な人間であり、またカラオケなどでも日本の歌は椎名林檎などしかわからないため、若い子たちにとっては「変な人」という簡単な言葉で片付けられちゃうような人種。

楽しくなかったように思える文章ですが、楽しかったです。
ただ、昔は「えー、ウィスキー好きなの? おっさーん」(注 発したのは女子。1つ下!)などと言われると、
“人を殺せる目”で一瞥をくれたり、発言者に対してその子がわかるかわからないかの線で「東京弁イケズ」をして、大抵わからないので「ばかな子」と見下していたのです。

しかし最近(特に今回)
「おっさんかなあ。美味しいんだよ。あはは」と笑っている自分がおり、まあそこには
「あんたそんな狭い了見でどうすんの? 今までどんな人と出会って来たんだろう」という意見もあるのですが、後段の
「どんな人と出会って来たの?」が好奇心をくすぐり、話しを聞くようになりました。
また、むかむかせずに「この子はこういう子なんだ」と思っている自分に驚きました。

でも、女の子でウィスキー好きって、かっこいいと思うんだけどなあ。


そういう点から、わたしは若い女の子よりも、若い男の子の方が好きです。
目標定めて頑張っている子が多いので。
女の子って目が死んでいて、格好もお洒落も雑誌の真似みたいな子ばっかりだけど、男の子は違う。
わたしは若い時から雑誌のコピーみたいな子が嫌いで、馬鹿みたいにブランドロゴを見せて歩く子も嫌いだったというひねくれもの。
持つならわかる人だけにわかるように持てばいいのに、と軽蔑していたくちであります。

今は「ふうん」ですが、若い頃は何であんなにああいう子たちを嫌ったのか不思議。

ま、そんなことはいいとして、数人の子たちと初赤外線通信で電話番号とメイルアドレスを交換し、京都氏と表参道交差点で待ち合わせ。
彼行きつけの西麻布イタリアンがもう閉店だったので、歩いて『Cicada(シカダ)』へ。
今のお仕事の話し、わたしの近況などで盛り上がり、『イケズの構造』を出したら大笑いしていた。
「それ貸して」と素早く自分の手の中でページを繰っていたが、例を伝えるわたしにいちいち深く納得。
「京都人なのに、イケズに納得してどうするんですか」
「ええんや。これ面白い」
と説明してくれなかった。得意の
「宿題」なのだそう。9月の終わりに説明してくれるそうだ。

『Cicada』も閉店、歩いて『Le Bar(ル バー)』に行った。
実はここ、わたしと京都氏が初めてご飯を食べに行った後来て、ここで付き合おうという話しになったバーである。ちなみに初接吻もここ。
彼は暗いところが大好きなので、懐かしいカウンターに座って嬉しそうだった。
1999年に来ましたね、と言うと「おお」と言っていたが、あの人は覚えているんだろうか。

そんなことより、あんなに苦労して別れた相手と今楽しく会話している自分にびっくりし、また嬉しかった。
ここも閉店までいて、幼稚舎の歩道橋を渡りタクシーを拾ったのだが、彼は先に乗り込む。
ぼうっと靴を持って立ち尽くすわたしに
「早く乗れ」と笑顔の彼は言い、わたしはこういうかすたむだったなあ、わたしたち、ととても懐かしかった。

歩行不能になってしまった靴を脱ぎ、裸足で歩いていたわたしに彼は
「いいなあ。とっても小松凛っぽい」と何度も言っていた。
手をつないで歩き、バーでは接吻されてしまい、また朝帰りで彼(同居人)はぷんぷん。
足も汚くなっていたが、楽しかった。

火鉢くん(某通信系会社勤務)に言ったら「それはあんまり書かないほうが」と言われたのだが、正直な気持ち、何が悪いのか、と思う。
ある人の観点では不貞かもしれないが、人間好きだったら手ぐらいつなぐのでは。
接吻はアクシデントだとしても、わたしには何の感情もない。ただやり方が懐かしいと思っただけ。
「抱きたい」と言われたが、もう2度とそんなことは起きません。
地球が崩壊してアダムとイブ状態になった時しかありえないことです。
ただ、それを言われた時に
「この人は、わたしと一応付き合っていた時もあんまり付き合うという認識は無かったんだろうなあ」と思った。
山田詠美氏の『トラッシュ』に「前の男の特権は昔の女の子に許可なく接吻出来ることだ」と書いてあり、今はなんだかそれがわかる。
友達以上、恋人未満としてたまに会うのはとても楽しい。

自分と京都氏の成長、また若い子たちの考えなどを聞けて楽しかった夜ですが、1次会のビールにやられ、宿酔いでした。ふー。
「京都人から見たイケズ」、まだかかりそうです。
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by rinkomatsu | 2005-09-09 00:50 | 日々の生活。
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