「雑草」。
今日の本。「HOW TO PLAY WINNING POKER」 "AVERY CARDOZA"

とある、銀座の高級ホテル(って1つしかないよね…)でワインメーカーズディナーがあったので参加。
そこですっぴん、髪をぐしゃっとまとめた女性が出てきたワインを「ブシュネ(コルクが腐ってワインも劣化している状態)だ」と言いはる人が隣の席だった。
その日は小泉元首相がそのホテルのレストランに食べに来る日だそうで、車止めに報道陣がたくさんいた日。

その女性は自分の名を「カトリーナ」(仮名)とよーろぴあーん、な名前で名乗り、ワインについていろいろ意見を述べていたのだが、言っていることが、微妙…。
わたしはワイナリーに行ってもただ「美味しい」「これ好き」「こういうのやだ」と言い、好みのワインを買って帰る人間なのだが、たくさん飲んできているので「だめ」なものはわかる。
あれはブシュネではないですよ。

その場には某国で有名らしいワインについて語るおじさまがいらしていて、わたしのテーブルに来た時カトリーナ氏が「これブシュネじゃない?」と某国語で話しかけたのだが、あっけなく「これは違うよ。これはミネラルが強いスパークリングだから」と撃沈。
わたしはそのスパークリングの香りが、日本の何かの食べ物に似ている、と思っていて「あ、なんだか甘い炭の香りがする」と気が付き、べっこうあめとかそういうものに似ているなあ、とそのおじさまに英語で話しかけたら「僕の国にもそういう飴があるよ。そうだね、カラメルの香りがするよね」と言ってくれた。(それにしても不思議なスパークリングワインだった)

カトリーナ氏はその後もいろいろわたしに話しかけ、わたしは「不思議ちゃん」(でも「ちゃん」な歳ではないのだ)だと認定したので世間話程度のことを話していたのだが、妙に気に入られたようで名刺まで頂き、彼女とそのお友達が所属しているという某国愛好会みたいなものの会で撮られた写真を見せられ勧誘された。

やんわりお断りしたのだが、その人はわたしに最後「その雑草パワーで頑張って」とのたまった。
あのう、初対面の人に「雑草…?」
この人の日本語って何だろう、やっぱりわかんない、と「雑草…?」と聞き返したのだが、「あははは」と笑っていたカトリーナ。
もうちょっと言葉選べばいいのに。あなたがわたしのことをどう思おうが勝手ですが、「今度ぜひまたー」とか言うなら使用する単語を厳選しないともう次はないでしょう。

それにしてもわたし、New Yorkが好きだとか、彼女らに聞かれて東京でいいイタリアンを教えたりとかしかお話しさせて頂いていないのだが、どこで「雑草」なのだろう。わたしの人生の今後のために聞いておきたい。とりあえず、いいイメージではない言葉だと思うのだが。
「わたしは牧野つくしか?」(だったら光栄)と超まにあっくなつっこみを1人心の中でしてしまったわ。ふ。

最近、こういう「不思議ちゃん」とか「せれぶ好き」にみょーーーーに好かれる。
わたしも含め、人は誰しも自分のことを普通だと思っているが、それは自分が基準でものを考えているという当たり前のことが始めにあるから。
わたしは自分のことを「普通」というよりも、いいところも悪いところも含め「こんな人間だなあ」と諦めに近い感情を抱いている。
とりあえず嫌いな人が遅刻してきて謝らなくても、顔をじいっと見て「お前はほんとにやなやつだー」と心の中で叫んで、それから「道であった知らない人」とお話しする程度の親切さでお話しをする。昔は本当に子どもで、相当顔に出ていたと思うが(多分少しは今もね…)前に比べれば今はまし。
この間テレビに一緒に出た女の子はとてもよい子だったのだが、「今日はお疲れ様でした」とメイルを出したわたしに彼女の返信は「小松さんの初対面とは思えない気さくさにほっとしてリラックスして話せました」というもの。
昨日のことなどから、「もしかしたらこの『気さくさ』にポイントが?」といろいろ考えた。
わたしは江戸っ子だし、人と話すのが好きなので初対面の人でもタクシーのおじさんでも、お話しする。(最近タクシーでは5台中3台くらい、人生相談されちゃったりする)
でも、初対面だとその人の深いところまで入るような会話はふらないし、聞かれても「この人なら」と思えば話しをするが、普通はそこまで「合う」人はいない。
銀座では話したり、話しを聞いたりするのがお仕事であったため、引っ込み思案な人や周りが寡黙な環境で生活されている方には驚かれるみたい。

でも、気さくとなれなれしいとは違うと思っていて、それを取り違えているレストランに行くとかなりむっとする自分もいるのでそこはきちんと区切っているつもり。
それなのになぜ、不思議ちゃんとかwanna beせれぶに好かれるのよー。ぐす。

この間父上に話したら「でもそれはお前の持分だからいいんじゃない? いい人もそれで来てくれるんだから、妙なのはほっとけばいいじゃん」と言われた。
確かに、素敵な人とも仲良くなるが、自分が「だめだなあ、あの人」と感じる人は素敵な人2人と知り合った時の喜びを打ち消すくらいの破壊力を持つ。

自分の大事な人や友達から苦言を呈されるとショックだし、直そうと思うが、どうでもいい人からだと蚊にかまれちゃった、というに程度むっとする。
友達は「同じレベルになっちゃうよ。それにどうでもいい人から言われたことなんてどうでもいいじゃん」と言っていたが、でも「雑草」だよ? 服装もお話しも不思議な方から、これまた摩訶不思議な「雑草」とのたまわれた自分。他の人から見たらわたしってどう見えているのだろう、と考えてしまった。
雑草かー。韓国料理の『雑草屋』はあんまり美味しくないしなー、やっぱりいい感を受けない。
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by rinkomatsu | 2007-02-23 23:46 | 日々の生活。
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