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ないと困るもの。
今日の音。「BACH」 “RHAPSODY IN BLUE” COLUMBIA SYMPHONY ORCHESTRA. LEONARD BERNSTEIN, PIANO.

事務所にブックを取りに行き、コーヒーを飲んで社長と談話。
「昨日トイレにいたらドラミが膝の上に乗ってこようとして失敗して、また足みみず腫れ出来ましたよ」
「凛ちゃん…。今仕事してたらその猫俺がお仕置きしにいくよ。いくらなついてたってご主人が仕事してないと猫はご飯食べられないんだから。まったくもう。ちゃんとなおしなよ」
寛大な社長。今は仕事をしていないので身体に傷が出来ようが猫にひっかかれようがおかまいなし。
「遊んでて興奮しちゃったドラミに背中もひっかかれました。ドレス着れません」
「ええっ? それは大変だなあ。ちゃんと『De La Mar』(ドゥラメール。やけど後を綺麗になおしたことで一躍有名に。)背中に塗りなよ? いつ戻ってくるかわからないんだし。痩せたらね」
何だか戻ってきて欲しそうな社長。でも一言多いよ。
あるところに提出する写真を彼と見繕い、封筒に入れてもらって家に帰った。

レポートもだんだん出来てきているので、靴を修理に出そうとスパイラルの手前の『靴修理 鈴木』へ。
ここは、246を交差点から渋谷方面にスパイラル側を歩いたことのある人なら1度は見ているところだ。むちゃくちゃ汚いおうちが、靴修理のお店なのである。
何故かおうち(お店?)は汚いのだが、ものすごく腕の良い人、それが鈴木さんである。
カメラを忘れながら、マノロブラニクをぶら下げて鈴木さんのところへ向かう。
あれ、なんだか開いてない? と思ったらシャッターが。
最近鈴木さんのところ、開いていない。土曜日が休みだったと記憶しているのだが、何で今日も閉まってるの? わたしの靴はややポインテッドトウなので、先っぽのソールがもう削れてしまっている。靴フェチのわたしは靴を傷物にしたくないので、早く鈴木さんとこ行こう、と思っていたのだが、よりによって閉まっているとは。

他のお店でソールを直してもらっても、すぐに先がめくれてしまう。きちんと接着していないのだ。鈴木さんのところで直してもらった靴、2年くらい何もしなくて平気である。ただ、ハイヒールの場合はヒールのところの小さいソール(何て言うんだろう)がないのでそれだけは渋谷の西武や伊勢丹の下にある靴修理屋さんでやってもらう。

鈴木さんの修理はしっかりしているため、サンダルなどは重くなってしまう(わたしは革のソールではなくゴムにしてもらう。雨の日でも平気だから)けれど、靴の持ちが全然違う。
JIL SANDERのブーツはどこかの修理屋さんでやってもらったのだけど、ポインテッドトウの先の革がはげてしまった。鈴木さんで修理してもらっていたら、こんなことにはなっていないのに。

しばらく鈴木さんのお店の前で「どうしよう」と考えた後、『SMOKE』でゆうちゃん(ゆうたろうというかわいい看板犬がいる葉巻&煙草屋さん)と遊ぼうかと考えたが、靴を手にぶらさげている状態じゃ駄目だ、と引き返し、『桃林堂』で小鯛焼きを買い、『STARBUCKS』でココアを買って帰った。
鈴木さん、明日はやってますか? わたしの靴はあなたに修理して欲しがってます。
by rinkomatsu | 2004-10-27 18:44 | 日々の生活。
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