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杖生活での人間観察。
今日の音。「DEEE LITE」 “GROOVE IS IN THE HEART”

表参道、六本木ヒルズなどを杖で歩いていて、気が付いたことがある。
男の人、タクシーの運転手さんはいつも以上に丁寧・親切なのだが若い女の子、それもばっちりメイク&お洒落してる子はとっても意地悪。

前からやって来て、こちらが杖をついて歩いているのを確認しているにもかかわらずぶつかって通り過ぎる。
あんなにばっちりしてても、彼氏や思いを寄せてる男の子がそれを見たら振られちゃうぞ、と思って怒りを抑えるわたし。

お店に入ると、店員さんが全く声をかけてこないお店と丁寧に応対してくれるところがある。
全く声をかけてこないお店は普段行ってみても大抵駄目。杖なんかついているとそれは顕著で「あ、杖だ。障害のある人かも。めんどくさい」的に逃げてゆくお店の方が多い。
丁寧にしてくれるところはやっぱり評判も良く、良いお客さんがいるのだが、悲しいことにそういうお店は少ない。結局良いお客さんがいないと商売上がったりになっちゃうと思うんだけど。
人を育てない日本のサーヴィス業のレベルって低いなあ、と実感。おばあちゃんや身体に不自由があって杖をついたり車椅子で歩く人の面倒くささやつらさが少しわかった気がする。

道を歩く人も、子供は平気でぶつかってきたり、じいっと杖を見る。
大人は「怪我はどこなんだろう」とじろじろ見てくる。
普通の格好をして、ヒールのないブーツで杖をついて歩くわたしは健康にしか見えないからだ。外人は「どうしたの? 大丈夫?」と優しい。

杖をついて歩くのは痛いし疲れてしまうので、あまり遠くへ行きたくない。(歩かないほうがいいからプラスなのだけど)
ただ、見知らぬ人で、杖をついていたり車椅子に乗っている人へ思いやりをかけられる人ってあまりいないだけあって、たまに優しくしてくれる人に遭遇すると嬉しい。
若い女の子でそんな人にまだ遭遇していないのは何でだろう。
by rinkomatsu | 2005-01-19 16:13 | 日々の生活。
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